耳に頼りすぎない練習のススメ
先日、HPのデザインを一新しました。
文章はそのまま変えていませんが、誤字脱字がチラホラあった様で、方々からツッコミが来ました(;´д`)
ご指摘くださった皆さん、ちゃんと読んでくれてどうもありがとう。
また何か見つけたら知らせてくださいまし~。
さて、この2~3日、「触感に頼った練習」をしています。
最近のレッスンは、“日常生活でも応用できる体の使い方”へもっと目を向けたレッスンへと変えつつあります。
(座り方とか、手の置き方とか、脱力等々、生徒さんによって課題が違います)
そのおかげで様々なレッスングッズが増えました。
もう一度言います。これはレッスングッズです。ホンの一部。
おのれはふざけておるんか…( ̄▽ ̄;)
きっかけは昨年末に右手の親指がある日突然腫れたあの一件です。
以前の記事でもちょろっと紹介したこの本を読んだり、生徒さんへのレッスンを進めていくうちに自分の練習も変わった気がします。
- 作者: トーマスマーク,トムマイルズ,ロバータゲイリー,小野ひとみ,古屋晋一
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 大型本
- 購入: 5人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
んで、その「触感に頼った練習」というのは、音質・音量・バランスは一切聞かない(無視する)練習です。
普段のレッスンでは「自分で弾いている音をよく聞け」と言うので、その真逆ですね。
体のあちこちの感覚に意識を持っていき、ゆっくり弾きます。
特に打鍵時の「指先の触感」と、「肩と背中(肩甲骨)がどう動くか」に意識を向けます。
そうすると、今更ながら色々と分かりました。
弾きづらいと感じていたり、音がよくないなーと思っていた所は、やっぱりおかしな弾き方をしていますね。
自然に弾けるところそうでないところとは、明らかに感触が違います。
首やら腰やら足やら、意外なところに変な力がかかったりもしています。
さらに運指やペダル、アーティキュレーションにも目が向いたので、かえって私にはこの練習を取り入れるのは良いようです。
普段電子ピアノで練習している生徒さんは、いつもより少し音量を絞ってみるといいでしょうね。
アップライトやグランドで練習している生徒さんは、楽譜から目を離して手と鍵盤をよく見て。
まずは、指先の触感だけでもいいので、音以外のところに意識を持っていきましょう。
耳にはほとんど頼りません。
テンポも思いっきり落としてゆっくり弾きます。
何でそういう練習をしているのか…風邪ひいて鼻がつまり、耳がよく聞こえないからなのでした~(。-∀-)
転んでもタダじゃ起きないので、聞こえにくいなりにどうにかしてみるんです。
ちゃんちゃん(ヲイ