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森知英ピアノリサイタル

昨日(3日)、オペラシティにて開かれたピアニスト・森知英さんのリサイタルへ行って来ました。
レッスン室にチラシを貼っていた、あのリサイタルです。
久しぶりの演奏会でした。前回は…2ヶ月以上前、小山実稚恵さんのか。

オペラシティでのリサイタルは、2005年から毎年秋に開かれています。
ベートーヴェン・チクルスを含めると2002年から)
私は行けたり行けなかったりですが泣

今回のプログラムは〜ショパン&シューマン生誕200年によせて〜として、二人の作品を中心に取り上げられていました。

音符シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
音符ラヴェル:夜のガスパール
音符ショパン:24の前奏曲 Op.28

アベッグは女性の名前で綴りは「ABEGG」。
ABEGGをドイツ語読みで音にすると「ラ シ♭ ミ ソ ソ」です。
それをモチーフにテーマが作られ、さらに5つの変奏も作られました。
シューマンの作品には、この様に人名を音に置き換えて作られたものがいくつかあります。

夜のガスパールは、同名の詩集から3篇の詩を元に作られた作品です。
1曲目「オンディーヌ(水の精)」が人気で、私も弾いてみたくて以前譜読みしたのですが…超難曲…とくに3曲目ガクリ

前奏曲は、太田胃酸のCMでおなじみのあの曲(ホントに30秒で終わるから!)や、「雨だれ」などが含まれた曲集です。
前奏曲の意味は「前に奏する曲」と書くとおり、メイン曲の前に演奏される軽めの曲です。
ショパンのそれも、1曲1曲はとても短いです。

また、バッハの平均率のように、全ての調性を使って書かれています。
長調も短調も12調あるので、合わせて24曲なのです。
調性の並び方は平均率とは違いますが(並び方の詳細は割愛)、ショパンはバッハの研究をものすごくしていたらしいので、その影響だとか。


森さんの弾くピアノは音がものすごくキレイですキラキラ☆
今回の演奏もため息が出るほどでした。
一ファンとして、あこがれます。衣装もピンクの涼しげなドレス。

アンコールはショパンの子守唄。
う〜ん、どうしたらあんな風に弾けるんでしょう…ねぇうう