これでもピアノ教室なんです

埼玉県草加市にあるピアノ教室のブログです。週1回更新が目標。HPは→http://tonfarbe.jp/

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前記事で紹介したコンサートを見ました。
見られなかった方、見たけどもう一回見たい方、こちらから録画が見られます…期限あるのかな?

コンサートのプログラムはこちらから。

コンサートの前に佐渡裕さんのスピーチがあり、G線上のアリアの後に黙祷。
ピアノ協奏曲の前に(ピアノセッティングしている間に)、津波の映像を少し流しました。

前半は子供オケ、後半はプロオケ(メンバーは様々な団体所属)による演奏。
子供オケと言っても侮るなかれ。
プロの卵が集まっているので、かなり完成度は高かったです。

とはいえ、後半の演奏を聴いちゃったら力量の差を感じたのは事実ですが…って、当たり前か。

とにかく選曲といい、演奏の質といい、内容の良いコンサートでした。
音楽を聴かせるだけでなく、日本の現状や津波に飲まれて助かった人の(ご本人による)体験談、UNESCOの支援についての報告などもありました。
でもこのコンサート、震災がなかったら開かれなかったかも知れないと思うと、複雑です。

クレジットにavex-CLASICCSさんの名前もあったので、DVDなりCDなりにしてチャリティーとして販売すればいいのに…とも思いました。
どうやらテレビでの放送はなさそうなので(まぁ、テレビは経費かかって大変ですからね)。

翌日はあちこちのニュースで紹介されてました。
…と言っても、「ピアニストの辻井さんも出演した」って話だけでしたが…うーん

震災の前日(3月10日)は東京大空襲があった日だそうで、二日続けて追悼の日という事になりました。
3月は卒業シーズンではありますが、今後は様々な教訓を改めて考え直すというか見つめ直すシーズンになりますね。
3月はもう一つ、地下鉄サリン事件もあったんだわ。
ここ、沿線(というか乗り入れ区間)ですし…。

震災復興はまだまだ時間がかかりそうだし、特に原発をはじめとするエネルギーの問題は私が生きているうちに解決はないだろうな(?)。
その間にも、まだ誰も想像もつかないような「未曾有の惨事」が起きないとも限らない。

被害に遭われた方たちにとっては忘れたい出来事でしょうけれど、誰もが忘れてしまったら人類はきっと同じ過ちを繰り返すでしょうね。

自然災害は止めようがありませんが、せめて人災による「追悼の日」なんていうのがこれ以上増えない事を祈ります…。