異国の文化は難しい その2
前回の記事の終わりに書いた「思い出したもの」とは…↓このDVDです。
映画仕立てになっています。
蝶々さんはミレッラ・フレーニ(数年前に引退)、ピンカートンはあの「3大テノール」の一人プラシド・ドミンゴ。
いやぁ、世界一豪華なDVDですよコレ!
こんな豪華キャストで間違いがあるわけがないです。
…そう、演出を除いては。
きっとスタッフに日本人とアメリカ人が一人もいなかったんでしょうね…日本人が見たら抱腹絶倒、涙なくしては見られません。
悲しみの涙じゃなくて、笑いすぎの涙ね(  ̄▽ ̄)
でも外国人が見たら、もう泣けて泣けて仕方がないかも知れません。
私はこのビデオを友人に見せてもらいました。
メールに「面白いから」と書かれていたのですが、実際に見たら想像を絶する面白さでした。
ちなみに“蝶々夫人”は悲劇で、笑うところは一つもありません。
YouTubeで探したらこのDVDの映像がありましたよ。
3つばかり貼り付けますので、見る方はハンカチをご用意の上、覚悟して見てください。
誰でも一度は聞いたことがあるでしょう、“ある晴れた日に”
…色々演出がおかしいですが、目をつぶって聞けば歌は最高に良いです。
えっと、蝶々さんは15歳です。ええ、15歳ですとも。
↓これはオペラの始めの方、蝶々さんとピンカートンの結婚式です…お化け屋敷でも怪談でもないのであしからず。
時間のない方は2分45秒あたりから見てください。
がんばれゴエモン蝶々さんの叔父さんが、キリスト教に改宗した蝶々さんの事を猛烈に怒っていますwwwwww
さらにラスト。
蝶々さんが自害して果てるこのオペラ最大の見せ場というか、泣かせどころなのですが、ピンカートンがまさかの行動に!
ドリフコントかっ!
最初から最後まで、こんな感じなのです。全編笑いっぱなし。
見終わったらどっと疲れました。本当は笑うオペラじゃないんですよ~。
音楽は最高に良いんです。日本の文化もよく知ってて研究もしたと思います。
でも演出がこのような有様なので、目が画面に釘付けになってしまい、音楽聞くどころじゃないのです。
また見たいなコレ。ポチりましょ。